奇跡の鳥へ〜BONBON's HP
MANAGING STRESS IN AFRICAN GREY PARROTS








多くのヨウムが起こす問題行動は、鳥が鳥であることを許されない為に起こる。又は人間の理
解を超えた野生界から来た被食者で、おなじみの家畜動物とほとんど共通点がないということ
を理解し認めていない為に起こる。

ヨウムは異国の地から来た異国の生物である。ヨウムは人間の習慣や言語を理解しない。愛
する歓迎的な客を自分の家でもてなすのと同じように、ヨウムに注意を払い礼儀正しく扱うの
は、このかわいい子の保護者である私たちの義務である。人間にかなり関心を持ち、人間の
言葉で私たちとコミュニケーションを取りたく思ったり、可愛がらせてくれたりして、ヨウムが私
たちを愛し信頼してくれたなら有難く思うべきである。人間への愛情が野性の本能に打ち勝っ
たら、私達は喜ぶべきである。

ペアや繁殖中の野生捕獲ヨウムを観察してきて、私は彼らが攻撃的でないことに気づいた。人
間を見ると(当たり前だが)本当に恐怖する。しかし閉回路カメラを使って観察してみると、攻撃
性を示さなかった。ヨウムは遊んだり、お互いに食べ物をあげたりもらったり、お互いに羽繕い
し合い触れ合ったりするが、攻撃的ではない。しかしコンパニオンバードとして育ってきたヨウ
ムが繁殖する場合には攻撃的な行動を見せる。繁殖固体であろうとも野性捕獲個体であろう
と、人間がコンパニオンバードのヨウムに攻撃的になるよう教えている。

コンパニオンヨウムが攻撃的になり得る原因には次のようなものがある。

・ その行動をしても安全なのに、ヨウムのその希望を尊重せずその行動を許さないか、人間
の希望を尊重する場合。

・ 捕らわれの身で完全に人間に依存する状態であるのに、それを考慮してくれなかったり、同
情してくれない場合。

・ 攻撃的な人間の行為や、肉体的苦痛。押したり、突き落としたり、追いかけたり、クリッピン
グしている鳥を振り落としたりする事は、その鳥を驚かせるし危険である。嘴をはじいたり、床
に落としたり、どこであろうと体を叩いたりすることは、痛みと攻撃性は死が近いということを意
味する鳥からすれば、全く不適切な行為である。

・ 威嚇。威嚇目的でヨウムの上に立ちはだかったり、にらみつけたり、凝視したりすることは、
世話係りである人間を愛し信頼するのに必要な自信と安心感に強い影響を与える。

・ 横暴な人間。無力で依存者として生きる他の生物と同じく、難癖をつけ罰する人間や、自然
な行為を細部まで管理しがたる人間を信頼出来ないだろう。

・ 罰としての感覚遮断。私達はもし人間の子供が悪い行動をしたら、その行動を変えようとし
て感覚遮断となるような罰をするだろうか?その場合その子供は私たちを愛し信頼するだろう
か?それともその子供は私たちのことを支配的で無慈悲だとみなすようになるだろうか?

鳥は野生動物であり、他の家畜動物と比較すると行動や理解、その他大抵の事において失敗
する。鳥(被食者)を(猫や犬などの)捕食者と比較しようとすることも正しくない。もし鳥が遺伝
的に受け継いだ被食者としての行動を完全に取り除けるとしても、そうする為には何千世代も
選択的繁殖をしないといけないだろう。

鳥にストレスを与えるものはたくさんある。そのストレスがあまりにも強くなりすぎると、噛んだ
り、自咬したり毛引きしたり恐怖症になり始める可能性がある。けしてヨウムを支配したり罰し
たりしようとしてはいけない。鳥とその自然な行動について勉強すると、なぜこういう行動がスト
レスを与え、避けるべきなのか明らかになる。上記の行動は鳥にストレスを与え、自分の信用
を失うだけだろう。

世話係りである人間が罰し、支配しようという態度で接すると、知的で感受性の強いヨウムが
一番被害を被る。教師であり、案内人であり、親であり、よき指導者であり、世話人である人間
の方に対して、よりプラスにより正しく反応する。ポジティブリインフォースメントを用い、励まし、
尊重し、依存的立場に同情すれば、人間の子供、犬、馬、そして鳥の行動のシェイピングにも
役立つ。

支配
飼い慣らした動物種の中には生まれつき支配しようと戦うものがいる。しかしヨウムは全く違
う。犬や馬に使う扱い方を鳥の世界に当てはめようとする時は、この事実を考慮に入れないと
いけない。大抵の場合、家畜動物は人間を喜ばせたがる。鳥は自分自身を喜ばせたがる。

ヨウムは支配しようと戦うことは無い。その理由は何であるのか?大抵の場合、ヨウムは礼儀
正しく敬意を払って扱われ、限られた良い行動の範囲内で生活できるものと考えている。ヨウ
ムに守らせる必要のある行動は、「アップ」「ダウン」「うろつくな」「噛むな」だと私は信じている。
これ以外のことは安全と健康を危うくしない限り、鳥に鳥であることを許すべきである。これら
のガイドラインは子供が成長して大人になろうとするのなら覚えなければいけないものと似てい
る。例えば「通りで遊ぶな」「見知らぬ人について行くな」「通りを渡る前に左右を確認しろ」など
のように。

人間の子供と同じく鳥の生活を細部に至るまで支配すると、恨みを抱き、息苦しくなり、独立心
が出来、自分に自信を持ち、自分に頼るようになる。人間が鳥を支配しようとしたらヨウムにス
トレスがかかる。犬や馬と違ってヨウムは人間からの支配を受け入れない。ヨウムに苦悩を与
えるように扱うことを単語で表すなら「荷を負わせる」ことだと気づいた。アルファ、群れのリー
ダー、支配と言う単語はヨウムのような群れで暮らす動物を扱うのに全く無用なものである。群
れの序列には存在しない「リーダー」「アルファ」「優位者」になろうとすることは、家畜でない野
生のヨウムが命じる本能と相反する。こういうことをしようとしたらストレスを与え、かなり多くの
ヨウムが起こす問題行動、健康問題の原因になると信じている。

懲罰
懲罰はとてもストレスをかけるものである。罰されたヨウムは恐怖、威嚇、隔離、肉体的苦痛、
精神的苦痛から自分に起こるとを学習する。野生動物の現実には罰という概念がないのに、
それを広く理解していないのは、本当に恐ろしいことである。訓練上の手段としての罰を深く理
解せず、理論無く直感的に拒否せぬまま、明らかに行き当たりばったりに罰を与えると、計り
知れぬほど精神的トラウマを引き起こす。傷つきやすい体を持つ鳥にとって、攻撃や肉体的苦
痛は死を意味する。それを鳥は実際に知っている。恐怖心から噛むと、習慣になる可能性が
ある。鳥の本能的な行動に対して、行き当たりばったりで間違っているように思えるような人間
の攻撃的行為を避けるための方法として鳥は噛む。成熟してくるにつれて鳥は変わるというこ
とを理解し正しく認識していない人間は、年齢的な反抗が起これば、不適切に反応する。うろ
ついたり探検したりするのは若い鳥にとって大事なことであり、人間に不快感をもたらすもので
はない。鳴く事は群れと接触を保つ本能的なものである。鳴いたり呼んだりして、自分は一人
でない、無防備でないと鳥が安心するのである。

罰した後、明らかにヨウムが素直になったら、その罰が行き当たりばったりで避けられそうにな
く思われ、それを受け入れることに麻痺している可能性の方が高いだろう。罰する人間に対し
て恐怖を抱き、回避したいと願い、恨みながら、心底からは同意せず受け入れているのであ
る。

鳥を叩いたり、床に落としたり、離れた場所の小さなケージ・キャリアーに閉じ込めたり、罰とし
て浴槽やその他不適切な場所へ入れたり、罰としてケージにカバーをかけたり、ラダリングし
たり、凝視したりにらんだりして威嚇したりすることは、罰としては効果が無いし逆効果である。

ヨウムを罰する方法などほとんどない。体は傷つきやすく心は感受性が高く、ほとんどどんな種
類の罰もできない。ヨウムの心理がそれを拒否する。どんな場合も。ほんの短期間ですらうまく
いかない。鳥は自分を罰している人が誰であるか知っている。ただその理由がわからないだけ
である。しかし罰した人を覚え続け忘れないだろう。

頭上の動き
被食者独特の外界刺激に対する反応は、捕食者のものとは全く異なる。凝視したり、にらみつ
けたり、体を攻撃したり、頭上で何かが動くことは危険で命を脅かすものと認識される。繁殖固
体のヨウムでさえ黒い影が頭上を横切るとひょいと身をかわすだろう。大きな鳥が側を飛んで
鳥を驚かす可能性のある戸外のポーチや窓際で鳥を一人にしてはいけない。ヨウムの威嚇目
的でヨウムの上に立ったり、そのまま立ち続けて怖がらせるのは避けなさい。

飛ぶメカニズム
ヨウムのような被食者の飛ぶメカニズムはうまく発達している。生存に必要なものであるからに
違いない。自分の体は壊れやすいという知識が遺伝子にある。クリッピングされている鳥は危
険や恐怖に気づいたとしても飛んで逃げることができない・・・・。そして危険や危難が伴う人間
の環境では、鳥自身の安全のためにクリッピングしなければならない。自分が危険にさらされ
ていると感じた時、クリッピングしているとストレスが増す。

叩いたりぶつけたり
どの部分であろうと体を叩いたり、鳥を荒く体ごとひっ掴んだり、叫びつけたり、攻撃的な構え
や動きを取ると、鳥は怖がる。鳥類の骨は哺乳類よりもずっともろく、簡単に傷つく。鳥が持つ
空洞の骨やその他体重を減らすため進化し適応した肉体は飛ぶために作られているのであっ
て戦うためではない。

凝視したりにらんだり
ヨウムを威嚇目的で凝視すると大古のヨウムが目覚める。怖がらされたり虐待されたり恐怖症
であったりする鳥をまっすぐ見つめたり凝視してはいけないということと、偶然一致しているの
ではない。横目で見る方がはるかに恐怖感を感じさせない。もろに凝視したりにらんだりするこ
とは捕食者が一心不乱に夕食の餌食を見ているようなものだ。ヨウムは凝視されたりにらまれ
たりすると、それは捕食者が自分を獲物として選び間近で見ていると考える。凝視したりにらん
だりすることは怖がらせ威嚇することである。

ラダリング
横暴な人間が罰し、行動を修正しようと、ヨウムが不慣れな場所でラダリングさせると不安が
芽生える。ヨウムは人間に従うべき存在であるという誤った考えをこういう方法で強化しようと
すると、長い間忘れてくれずかなり恨まれる。永遠にこの無益なことを止めればこれで芽生え
た不安や恨みは時間が経つにつれ減るだろう。

隔離
罰したり問題行動を修正しようとして、暗い部屋に一羽で放置したりケージにカバーをかけたり
して、隔離や感覚遮断に直面させればどんな鳥でも静かになるだろう。生存する為に自分の感
覚に依存している被食者にとって、これは痛烈な罰だろう。水の入っていない浴槽やシャワー
室に一羽で置き去りにするのもすぐには忘れられない忌まわしい行為である。

隔離という方法で鳥を罰しても効果はない。感覚遮断されたので隔離されたら静かになるかも
しれない。しかし絶叫したり騒がしくしたり噛んだり、隔離する原因となった行動が何であれ、隔
離ではこれを抑制しない止めもしない。隔離や感覚遮断と、その原因となった行動を鳥は結び
付けない。原因と結果を推論して解決することが鳥にはできない。もし鳥がどんな行為や、本
能、行動が隔離につながるのかわかっていたとしたら、そんなことはしないだろうになあ。

ヨウムは2−5歳児の感情・精神年齢に相当すると考えられている。こんな年齢の子供だった
ら、あなたは罰したり行動を修正しようと子供を隔離するだろうか?

クリッピング
筆毛が折れたからといって、深く根付いている風切羽を繰り返し引っこ抜くと、怖がりやすいヨ
ウム、恐怖症のヨウムになる。床へ羽ばたき降りる時に自分の体を確実にコントロールできる
ようになるには正しいクリッピングが肝心だ。最初のクリッピングする前に完全に羽が生え、着
地がコントロールできると、怪我しにくいだろう。お勧めのクリッピングについては「ヨウムのクリ
ッピング」という記事をを読んで欲しい。

筆毛である風切羽が傷ついた場合、それを引っこ抜かないで済むように出来る限りを尽くしな
さい。鳥がそれを折ってしまう前に、推奨される対処法を獣医に尋ねなさい。推奨されるものと
しては次のようなものがあるだろう。止血したり裂け目をくっつけたり:コーンスターチやアロエ
ベラゲルのペーストで裂け目に詰め物する。出血を止めるために押さえる、などである。羽軸
が成熟して固い位置でその羽をクリッピングしなさい。そうしたらその後飛んでももっと深く傷つ
かなくなるだろう。筆毛が出血したり折れたりしてもクイックストップのような製品を使ってはい
けない。体に毒を及ぼす危険がある。コーンスターチかアロエベラゲルのペーストの方がずっ
と安全である。アロエは傷を癒す成分を持つ。アロエは救急箱に入ってなければならず、開封
後は冷蔵保存しないといけない。

もし羽を抜かないといけないのだったら動物病院でしてもらいなさい。風切羽が抜かれたら非
常に痛いので、ヨウムは飼い主を怖がる可能性・恐れがあるからだ。その痛み、必要となる保
定、飼い主がその出血を怖がりパニックになること、これらは全て鳥にストレスを与える。

爪切り
セメントパーチを使えば爪切りのストレスが減るかもしれない。こういう止まり木を使えば、爪き
りの必要性が減るだろうが無くなりはしない。セラミック製の爪切りか付け爪用爪切りを早いう
ちから使う方が、爪切りの必要がずっと減るかもしれない。もし大人の鳥や雛が辛抱強く優しく
し続け、飼い主が爪切りするのを黙認するよう出来れば、その方がずっと爪きりの必要性が減
るし、保定のストレスも減るだろう。爪の尖った先を痛みや不快を与えず定期的に切れば、保
定せずに爪きりできるだろう。このようにしてタオルでくるむストレスを減らすのだ。

Layne Dicker氏がストレスに関する講義の中で素晴らしい、目に見えるような例えを使う。飼鳥
として人間と一緒に暮らす上で、ストレスが必然的に生じる。個々の鳥がそういうストレスに対
応できると想像するレベルの下に線を引く。もし現在のストレス状態がこの境界線に近けれ
ば、ストレスのかかる出来事や行為がたった一つ加わっただけで、その鳥はこの境界線を越
え、異常な行動のきっかけとなる。

もし突然ストレスに基づく行動をし始めたら、一番最近に起こった出来事や行為がその原因で
あると飼い主が考え、その一つの出来事に取り組もうとするのが普通である。しかし恐れ、恐
怖症、噛む、その他正常でないヨウムの行動は、Layne氏が述べた境界線をついに越えてしま
ったストレスの多い環境が原因である可能性が一番高い。鳥の環境全体を調べ複数のストレ
スの原因を探し、できるだけそれらを取り除くことが大切である。

もっと嘆かわしいストレスの症状に、毛引きや自咬がある。もし毛引きや自虐によって心の不
安が和らぐと気づいたら、すぐさま、一時的な安堵から習慣へと発展し出す結びつきを解くよ
う、速やかに対応しなければ習慣になる。まず最初に必要なことは、病気や体の原因がないか
を除外するため完全に徹底的に調べることである。

毛引きに薬やカラーを使うことは鳥にも飼い主にも苦痛であるのが常である。しかし、自咬する
鳥の場合、その命を守るためどちらか一つ又は両方が必要となるかもしれない。悪化させる出
来事は時に曖昧である。もし可能だとしても、その解明には時間がかかり、関係する皆にとっ
て苦痛である。ある薬はある人には効き、ある人には効かない。時に人間の場合、自分に一
番合う薬が見つかるまで次から次へと薬を処方される。もし鳥の命を救うために薬が必要だと
判断されたら、こういった調査が鳥にも必要なのかもしれない。

鳥の場合も人間と同じく心に自咬の原因があるかもしれないので、薬が効くかもしれない。自
虐する医学的肉体的原因がない自虐者に、精神的な苦痛が影響を与えることは明らかであ
る。自虐は命をほろぼす行為である。

薬であれ、鎮静効果のあるハーブであれ、その他何であれ、鳥類専門医の指示、監視なしで
するべきではない。時に生じる重大な副作用を避けるために、飼い主が注意深く絶えず観察
する必要がある。鳥類専門医に診せずに毛引きや自咬の鳥に投薬してはいけない。

たくさんの飼い主が扱いにくいと感じる、年齢に応じた問題行動の1つは、「アップ」と命令して
もケージから鳥が出てこないことである。「アップ」という命令でケージから出てくるか、タオルに
包まれて出てくるかを鳥に選ばせると、うまくこの一時的な状況を切り抜けれる。子供が入浴
するのを6時にするか8時にするか選ばせるのと似ている。それでも子供は入浴しないといけ
ないがいつ入浴するかを決めることが出来る。決定権や選択権があれば鳥は・子供は・感情
的に強くなり自信を持つ。

タオルに包んで鳥をケージから出す時は優しく、冷静に、それを残念に思い、懸念せず、急が
ずしないといけない。1回か2回タオルに包まれて鳥かごから出されれば、鳥はステップアップ
することを選ぶようになるだろう。バスタオルを半分に畳み、両手をタオルの下に置いて保護
し、優しくタオルに包む。けしてケージから出す時に前胸部を圧迫してはいけない。両脇から鳥
の体をを優しく掴みなさい。タオルはケージの近くに置き続けなさい。爪きり・羽きりの時に習慣
的に使うタオルは使ってはいけない。これ用のタオルを用意しなさい。鳥をタオルから出した後
タオルを叱るのも有効であるかもしれない。優しく鳥をケージの上かプレージムに降ろしなさ
い。鳥を転落させてはいけない。鳥が安全に降りたことを確認しなさい。鳥からタオルを優しく
取り除き、そしてタオルを叱るのである。

鳥がステップアップしてケージから出てくるのを次に拒否したら、タオルを見せ「タオルに包まれ
たいの?」と聞きなさい。タオルで包まれるか「アップ」という命令で出てくるかを鳥に決めさせ
るのである。

うろつき回る鳥というのは、うろついてはいけないと学習するまで何千回もケージに戻す必要
があるかもしれない。唯一の例外として私が勧めるのが、鳥が直接飼い主に向かってやって
来ている時である。もし少しでも脇道にずれたらすぐにケージか遊び場所へ戻すべきである。
これを貫き通す必要がある。つまり鳥がケージを離れる度にするのだ。もしケージから離れる
所を目撃したら、「ちょっと!ケージの上に戻りなさい」と言うべきである。鳥がこの言葉の意味
が分かるまでにはかなり時間がかかるかもしれないが、いつかはわかるだろう。鳥は従わない
かもしれないが理解するだろう。うろついたり探検したりすることは若い鳥には大事なことであ
る。これは自然で正常な行為である。自分の環境に慣れていない鳥は野生界では餌食となる
からだ。

人間がテレビを見ようとした時に鳥はうるさくする。注意を求めてテレビと競争していることが多
い。静かでいて欲しければ、こういう時のために取っておいた食べるのに時間がかかるおやつ
や新しいおもちゃ、お気に入りのおもちゃをあげる方が、うるさくしないだろう。ケージに閉じ込
めるのではなくケージの上か遊び場所に鳥を置いておいた方が同様にうるさくしないだろう。静
かにコンタクトコールし、頻回に目を合わせたら自分は無視されているのでもないし一人ぼっち
でもないと安心するだろう。群れで暮らす動物は一人でいると攻撃されやすいと感じる。野生界
という環境では仲間づきあいと群れでの触れ合いが生き残れるかどうかを左右し、こういう習
性はコンパニオンバードでも変わらない。

私の経験は自分のペットと自分で育てた雛ヨウムの経験である。私自身の雛がこういった問題
行動を起こしたとはまだ報告されていない。この理由として、よく他の人が使う方法が必要ない
のだと飼い手を納得させ教育したからだと思う。実際、もし私が売った頃の可愛く慣れた鳥で
居続けて欲しかったら、そういった方法は逆効果である。

ヨウムについて理解することが必要である。こういう自然で正常な行動が「アップ」「ダウン」「う
ろつくな」「噛むな」などの安全に関わる問題でない限り、人間からしたら迷惑である行動をして
いる時には、それを無視するかヨウムの気を逸らしなさい。

鳥のボディランゲッジや、支配しようとか怖がらせようという構え、行為にどう鳥が反応するか
に注意を払わないと、噛まれる。鳥を威嚇したり怖がらせたりする攻撃的な手段を使うと、噛む
ことが習慣になる。慣れている鳥が罰としてラダリングさせられると噛まなくなるのではなく、ま
すます噛むようになる。攻撃的で逆効果である手段をやめた飼い主が、ヨウムがいい方へ変
化したと話している。この素晴らしい生物の生活を細部まで管理したがり、噛んだり絶叫したり
人間に迷惑をかけたり毛引きしたりうろついたりもしない、そんな素敵な小さいロボットに自分
のヨウムを変えたがる支配的な人間がいるが、この記事を通してそういう人たちの考えを変え
ることが出来たらなあと願う。

要約すると、ストレス状態ができるだけ低くなるよう、自分の最善を尽くしなさい。ヨウムの前で
は親切に優しく辛抱強くありなさい。ヨウムが鳥であることを支配しようとしたり、罰しようとした
り、変えさせようとしたりして、鳥のストレスを増やしてはいけない。ヨウムが鳥であることを認
めなさい。長い間人間が扱い訓練し罰して良い行動や許容できる行動を導いてきた、よりおな
じみな家畜動物ではないのだ。




Bobbi Brinker

奇跡の鳥へ〜BONBON's HP